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私の大好きなエピソードをご紹介します。
同い年のA君とB君。A君はいろいろなことを楽しみながらどんどんチャレンジし、遊びの幅を広げていました。B君は、A君をはじめとする周りのお友達の真似をしながら、自分は何が好きで、どんなことが楽しいのかと、たくさんのことを試しながら自分に取り入れているようでした。
ある日、あまりにB君がA君のやることなすこと全ての真似をするので、とうとうA君が「もう、やめてよ。」と怒り出したので、私が思わず、「B君はA君のことが好きなんじゃないかなあ」と言うと、A君が「でもB君は大好きって言ってないもん!」と。
口喧嘩を始めるのではないかという私の心配をよそに、A君はとても素敵な発想を持っていて、その一言で私だけでなくみんなの気持ちをほっこりと温めてくれました。
そしてその後、B君も「大好き」という気持ちをたくさん表現してくれました。これは、私にとって、とてもうれしい思い出深いエピソードです。
大人になると、「大好き」ということを言葉にするのは少し恥ずかしく思いがちですが、大切な人たちに気持ちを言葉で伝えてみると、一段と素敵な関係を築いていけるような気がします。
2021.02.15
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「今日はテレビみん!」
いつもより目覚めもよく、着替えも歯磨きもテキパキ。
顔はぴかぴか輝いています。
待ちに待った積雪です!
昨晩から「どのくらい積もるかなあ」とワクワクしていました。
朝食を食べた後ゆっくりテレビを見る時間も、今日はもったいないくらい。
長靴を履いて、雪用の手袋をして外へ飛び出しました。雪の上に付く足跡が嬉しくて、グラウンドを歩き回りました。
「雪だるま作ろうか」と声をかけると「どうやって作るだ?」との返事。
「こうやって雪をくっつけてな…」と職員の説明を聞きながら作り始めます。
興味津々、やる気満々です。どうやら初めての雪だるま作りだったようですが、こんなに上手にできました!
毎日嬉しいこと、楽しいことを見つけて
子どもと喜びを共にしています。
今日は朝から張り切って、嬉しい顔をたくさん見せてくれました。
何て幸せな朝だろう!と、こんな気持ちを分けてくれた子どもたちに感謝します。
明日は一緒に何をして遊ぼうかな。鳥取こども学園 一時保護所
2021.01.18
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12月に入り、年末が近づき、今年も終わろうとしています
最近、時間が速く経つと感じるようになりました。時間の経過をどう感じるかは心理学で「時間評価」と呼ばれるものがあるそうです。心的時計というものがあり、これが実際の時計よりも速く進むと「まだ1時間しかたっていない」と感じ、心的時計が遅く進むと「もう1時間過ぎた」と感じます。子どもには待ち遠しい行事が多いのに対して、大人になると慣れ親しんだ刺激の少ない出来事ばかりのため、時間経過に注意を向ける回数が減り、その分時間の進行が速く感じられるそうです。(参考URL:大人はなぜ時間を短く感じる?: 日本経済新聞 (nikkei.com))そのためか、大人になると1年があっという間に感じるなと思っていましたが、支援センターに来所する子どもから1年が早かったという声をきくと、実際のところ時間の流れの速さの感じ方はみんな同じなのかもしれません。特に今年はコロナウイルスの影響を受け日々の生活をいろんな制約を受けています。そのような状況で子どもも大人も一生懸命日々を過ごしていることには変わりがないのかなと思うと、過ぎる時間の速さの感じ方は同じなのかもしれません。
この1年はコロナウイルスの影響でたくさんの我慢をする日々だったように思います。
その分、日々変わらず健康で過ごせたことや支援センターに来てくださる方と変わらずお会いできることの大事さをとても感じた1年だったなと思っています。
来年も来所された方々と関わらせてもらいながら、日々の生活を大事にし、心が少しでもほっとできる時間を共有させてもらえたらと思っています。
今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
2020.12.17