支援センター希望館ブログ | 社会福祉法人 鳥取こども学園 - Part 2社会福祉法人 鳥取こども学園 | Page 2

社会福祉法人 鳥取こども学園は、キリスト教精神にもとづいて創立されました。その基本理念は『愛』です。

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  • むらさきの葉っぱを探しにいこう

    「むらさきの葉っぱがあるかな~」と子どもに言われた時に「あるかな?」「見つかるかな?」と返事をしましたが、本当にあるのかと半信半疑(むしろないだろう)に思っていました。

    私の中では、葉っぱは緑色、赤色や茶色というイメージでした。散歩をしていてもすぐには、むらさきの葉っぱを見つけることはできませんでした。

     するとある日、いつもと違う道を散歩していたら緑色の葉っぱの中に、むらさき色の葉っぱを見つけました。「あっ!むらさきの葉っぱ!!」と子どもも私も大きな声をあげました。まさか、むらさきの葉っぱがあると思っていなかったので、より感動をするとともに子どもと一緒に見つけることができ「むらさきの葉っぱがあったね」と喜びました。

     私は喜びを感じるとともに、反省の気持ちもありました。

    自分の固定概念でむらさきの葉っぱはあるのか?と思っていましたが、“むらさき”も1色だけではなく、

    薄い色だったり濃い色だったりさまざまなむらさきがありますし、葉っぱも見方によってはさまざまな色に感じ取れます。自分の思い込みだけで決めたらもったいないなと感じました。

     葉っぱの色だけでなく、他の場面でも“これはこうだろう”と思い込んでしまっていることは多くあるのではないかなと感じます。もう少し、違った見方をしたり想像力を膨らませたり、視野を広げたりしていかないといけないなと感じた瞬間でした。

     これからも色んな発見をしていきたいと思います。

     

     


    2023.11.14

  • すみれ農園

    今年もすみれホームは3種類の野菜を育て、子どもたちと収穫を楽しんでいます。

     

    1つ目はプチトマト。トマトが苦手な子どもでも食べてみたいと言うほど、おいしそうに実がなっています。

     

    2つ目は枝豆。塩茹でにして食べました。遊んでいる時に突然ちぎり、生のままかじったワイルドな子どももいました。

     

    3つ目はオクラ。そのまま切って食べたり、オクラ冷やし蕎麦にして食べたり、子どもたちもとてもおいしそうに食べてくれました。

     

    野菜が苦手な子どもでも、自分で水をやり収穫した野菜は別格のようで、おいしそうに食べていました。

    私たちも、子どもたちのそんな経験一つひとつに立ち会うことができて嬉しく思います。

    まだまだたくさん実がなるので、どのようにして食べようか、子どもたちとワクワクしています。

     

     

    すみれホーム

     


    2023.08.14

  • 待つことの大切さ

      今年も教育棟の玄関前のハナミズキの花が満開になり、毎年変わりなくきれいな花を咲かせ楽しませてくれます。

     我が家には初夏になるとコーヒーの苗木が手に入り育てていました。
    しかし、管理が難しくというより下手でなかなか冬が越せませんでした。

        詳しく説明します。4年前の6月、苗木が手に入りました。
    水やりをこまめに行い晩秋までには約3倍の背丈に成長しました。
    越冬が難しいとは思っていましたが、ものぐさなため外に出していたら案の定枯れてしまいました。
    申し訳なく思いました。

       3年前も同じように苗木が手に入り、秋までは新芽が大きく伸び成長しました。
    以前の反省を活かし11月頃縁側に取り入れました。
    しかし、水の与え方が分からず、それまでよりは少し減ったもののあまり変わらず与えました。
    真冬になると水を与えない日々が続き、結局3月中頃には葉が全部茶色になって枯れてしまいました。
    またまた反省の日々でした。

    流石に同じことは繰り返しません。2年前に学習したことを実行に移しました。
    苗木は夏には新芽が出て約半年間で最初の苗木から3倍ぐらいの背丈に成長しました。
    11月初め頃には台所のある居間に取り入れました。
    しかし、11月頃からぱったり成長が止まり新芽は全く伸びる様子を見せませんでした。
    11月以降育てたことが無かったので心配しましたが、下葉が茶色くなるスピードがゆっくりだったので、待って、待って、絶えて我慢して水は殆ど与えず様子を見ていました。
    すると、なんと冬を過ぎた3月の終わり頃には新芽がむくむくと成長を始めたではありませんか。
    本当に嬉しくて家族に「新芽が大きくなっている~」と叫んでいました。
    3年目にしてようやく冬を越すことができました。

     我が子が成長したようで嬉しくてたまりませんでした。
    手塩にかけて育てると言いますが、程よく手をかけ、たっぷり目をかけ、暑い時にはたっぷり水をやり、寒い時には、待って待って耐えて耐えてほんの少しだけ水をやり、私なりの手塩のかけ方で冬をやっと越すことができました。

    コーヒーの木に「ありがとう。」と声をかけました。

     令和5年も同じように冬を越しましたが、葉っぱが少し茶色になってしまいました。
    なんでこうなったか分かりませんが少し残念です。

    ちなみに、コーヒーの苗木は、3年後に白い花を咲かせ実が付くようです。今から来年が楽しみです。
    しかし、よく分かりませんが1本だけなら受粉しないかもしれませんね。
    また、心配が増えました。


    2023.05.30