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3月23日(月)、里親支援専門相談員と里親支援とっとりによる「里親を知ろう」園内研修会が開かれました。
1.里親についてのお話
里親支援とっとりの吉田里親等委託推進員から、里親についてわかりやすく解説がありました。
☆里親のルーツは平安時代。その頃、貴族達が山里に子どもを預けるという風習があり、「里の親」だから「里親」になったんだそうです。
里親委託の重要性が以下の3点。
①特定の大人との愛着関係のもとで養育されることによって、自己肯定感や基本的信頼感が獲得される
②家庭生活を体験することで、人間のライフサイクルのありようを学ぶ
例)冠婚葬祭、人が産まれてから死ぬまで・・・
③家庭の中で、他者との適切な関係の結び方を学び、地域社会の中で必要となる社会性を養う。また、豊かな生活経験を通して生活技術を獲得する
私たちが普段何気なく当たり前にやっていることでも、施設に入所して生活している子ども達には、意識的に体験を設定しないと獲得できないものがたくさんあると気付かされました。里親委託はそれを補う役割も担っているのですね。2.「里親支援専門相談員」の業務とは
里親についての講義の次に、鳥取こども学園乳児部の清水里親支援専門相談員から、実際の業務内容についての話がありました。里親支援専門相談員(通称:里専)という仕事をご存知ですか?
児童養護施設や乳児院に配置され、入所児と里親を繋ぐ委託までの支援をしたり、地域に里親さんを増やすために啓発活動を実践しています。
中でも里専の役割として、「委託推進に施設がもっと主体的に関われるようマニュアル作りや、施設と児童相談所・他機関とのコーディネート役となることが大切だと考えている」という話がありました。3.地域の里親さんの紹介
最後に、鳥取こども学園の竹下里親支援専門相談員から、東部地区にお住まいの里親さんの紹介がありました。
みなさん個性豊かで、長年里親をされている方から現役子育て世代の方もおられるとのことでした。
このような、施設職員に向けての里親に関する研修は、鳥取こども学園では初めての取り組み。参加した職員は、講師の話に熱心に耳を傾けていて、里親委託の重要性を学べる良い機会でした。
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『里親制度をご存知ですか?』
子ども家庭支援センター「希望館」では、里親制度に関する出前講座をしています。
町内会、PTA、施設職員向けの研修などでぜひご利用ください。
詳細は、子ども家庭支援センター「希望館」 担当:竹下まで!
お気軽にお問い合わせください☆
2015.03.30
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鳥取こども学園内に特定非営利活動法人「子どもの虐待防止ネットワーク鳥取」(CAPTA)の事務局があります。
CAPTAでは、活動の一環として鳥取県内の要保護児童対策地域協議会(「要対協」)の事務局にアンケート調査を実施しました。この度、調査結果を材料に講演会とシンポジウムを開催する運びとなりましたのでお知らせします
日 時 平成26年9月12日(金) 13時から
場 所 倉吉未来中心 小ホール ( http://www.miraichushin.jp/ )
内 容 講演とシンポジウム 詳細と問い合わせはパンフレットとCAPTAホームページでご確認ください。
アンケート結果報告書と講演とシンポジウムは http://npo-capta.org/ に掲載されています
2014.09.02