自立援助ホームは、義務教育終了から20歳までの青少年の社会的自立を支援するホームです。 最初は、児童養護施設鳥取こども学園のOBたちによって「OBの家」として作られましたが、最近の無職青少年の増加等、社会のニーズに応えて、広く一般に開放しています。関係者の猛運動の結果、1998(平成10)年の児童福祉法の改正により、「自立生活援助事業」として第2 種社会福祉事業に位置づけられました。2005(平成17)年には児童虐待防止法の改正及び児童福祉法改正で、虐待を受けた子どもの心のケアの場としても再評価されました。そして、2009(平成21)年の児童福祉法の一部改正により児童福祉法の中で20歳までの青少年の受け入れができるようになり、またこれまでの補助金の制度から、児童保護措置費制度へと大きな改正となりました。
厚生労働省は、子ども・子育てビジョンにおいて、平成26年までに全国に160カ所の自立援助ホームを増やす目標を設定しています。2013年には全国で100カ所を超える勢いでどんどんホームが増えていますが、これまで積み上げてきた精神を忘れることなく、青少年と共に寄り添って歩まなければならないと感じています。
児童相談所、家庭裁判所、福祉事務所等の関連機関との連携も密にしていき、社会内支援の効果をあげるべく努力をしています。
鳥取フレンド
TEL.(0857)27-1198
E-mail:tottori.friend@gray.plala.or.jp
鳥取スマイル
TEL.(0857)23-4590
E-mail:kurayoshi-smile@tottorikodomogakuen.or.jp
はればれ
TEL.(0857)30-7533
E-mail:harebare@tottorikodomogakuen.or.jp
《自立援助ホーム鳥取フレンド》
- 児童処遇の方針及び処遇計画
行き場のない様々な事情を抱えた児童がほとんどで、共に生活することをとおして、人間的信頼を回復し、仕事をする力を身につけ、自立へ向けて、共感しつつ援助しています。
児童相談所、家庭裁判所、 福祉事務所等の関連機関との連携を密にし、短期に社会処遇の効果をあげるべく努力しています。
- 職員数及びその職種 5名
職員:寮長1、指導員3、支援員1
《自立援助ホーム鳥取スマイル》
- 児童処遇の方針及び処遇計画
様々な事情により、自立支援の必要な15才以上の子どもは多く、そんな彼らや彼女達の心に安心感が与えられ、社会自立していくための準備が出来る場と具体的支援が必要です。日々のなにげない毎日を対話をしながら送っていけるなかで、それぞれの子どもたちが自立していけるよう援助しています。 - 職員数及びその職種 4名
職員:寮長1、指導員2、支援員1
《自立援助ホームはればれ》
- 児童処遇の方針及び処遇計画
様々な事情により、自立支援の必要な15才以上の子どもは多く、そんな彼らや彼女達の心に安心感が与えられ、社会自立していくための準備が出来る場と具体的支援が必要です。日々のなにげない毎日を対話をしながら送っていけるなかで、それぞれの子どもたちが自立していけるよう援助しています。 - 職員数及びその職種 5名
常勤職員:寮長1、指導員2、支援員2
鳥取フレンド
鳥取スマイル
自立援助ホームへの入所は、直接本人又は保護者からの申出、児童相談所・家庭裁判所・福祉事務 所・婦人相談所・施設等からの申出により、あくまでも本人の意思を確認した上で実施します。
社会的自立を目指して、就労することを原則としています。就労先については、本人の希望、適性、等を考えて相談の上決めます。 働いて得る収入の中から、鳥取スマイル月額30,000 円程度の家賃、光熱水費、食費を寮費として徴収します。 本人と相談の上、1万円程度の貯金をしています。社会的自立に向けて、アパートの敷金にしたり、自立する時の費用にしたりするためです。
仕事の関係で遅くなる以外は、「夜10 時の門限を守ること」、「自分も他人も大切にすること」、 「何でも職員と相談すること」、程度の約束ごとがあるくらいで、子どもたちの自主性、自律性によって運営されています。
定時制高校、通信制高校等への通学も奨励しています。現に通学している子どもも何人かいます。
退居間近な者等を対象にした自炊生活援助の場としてステップハウスを設けています。 また、地域の農業ボランティアや建物の掃除などを職員と一緒に行いながら、働くことへの第一歩を目指す体験就労等自立支援訓練施設も設けています。