自分自身に「ありがとう」を
梅雨に入りました。雨の日が続くと、気持ちまでどんよりする日が増えてきがちですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は先日、少し落ち込み、友人に話を聞いてもらいました。たくさんもらった言葉の中で一番心に残ったのが、「自分にありがとうを伝えてあげてね」という言葉でした。よくよく
考えてみると、自分以外の人に感謝や労いを伝えることは意識していても、自分に対しては全くと言っていいほど意識していなかったことに気づきました。そして、いざ、ありがとう
と言葉にしようとすると、誰も聞いていないのに、とても恥ずかしいのです。恥ずかしさを感じながらも、「ありがとう」と声に出して言ってみると、意外にもほっとしている自分に
気づきました。
例えば毎日していることというのは、できていて当たり前と思いがちです。そして、うまくいかないことや失敗してしまったり、落胆したり、つらいなと感じることがあると、反省
したり、自分を責めたりしてしまうこともあるかもしれません。
そんなときに、まずは感情がこもっていなくても、「ありがとう。お疲れ様」と自分自身を労ってみると、新しい感覚を感じられるかもしれません。
子ども家庭支援センター希望館 コーディネーター 米田 怜美
2022.07.01