里親「ポータル」サイトの計画④
鳥取県の里親さんや、里親さんになりたい方のためになる、調べ物をする際最初に開いてもらえるようなページ「ポータルサイト」を作る夢があります。上司から「すぐに実現可能なこと、するべきことは『夢』とは言わない」とたしなめられましたので「ポータルサイト計画」とします。
これに向けて、里親さんや里親さんになりたい方のためになる情報があるサイトには、どんなものがあるのか調べてみましたところ、素敵なサイトがたくさんありましたので、ひとつずつご紹介します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――広げよう『里親』の輪
https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/index.html
古くから社会的養護を支援している新聞社が、厚生労働省の補助を受け作成した、里親制度紹介のページです。トップページをスクロールしていくと、芸能人や著名な実践家による、里親制度紹介の寄稿が並び目を引きます。
寄稿のトップは、20年前、深夜の恋愛バラエティーの主題歌で、「いつの間にか~♪すきま空いた~♪こころーがー満たーさーれーてく♪」ではじまる「明日への扉」が大ヒットした、シンガーソングライターの川嶋あいさんです。川嶋さんは、児童養護施設・里親家庭で生活した経験があり、音楽活動のかたわら、社会的養護の啓発事業にも多く関わっておられます。
また、松下由樹さん主演(里子役は山下智久さん)でドラマ化された著作のある、ベテラン里親・坂本洋子さんの寄稿があります。(ちなみに、松下由樹さんは、里親や施設職員の役を何度も演じておられますね)他にも、日本の里親支援のトップランナー・NPO法人キーアセットの渡邊守代表や、僕がいつも教科書にしている里親研究の第一人者林浩康日本女子大学教授の寄稿もあります。当事者や実践者のリアルなエピソードの合間に、皆さんのスナップ写真がふんだんに盛り込まれていますので、人柄を通して制度に触れることができます。里親制度は、ともすれば複雑でとっつきにくい、敷居が高いものなのですが、こうして生身のことばとリアルな人物像が紹介されていると、親しみやすく、かつ迫力がありました。
誰かに里親制度を紹介したり、興味を持ってもらったりするのに最適のページです。
他にもためになるサイトがたくさんありましたので、続々紹介していきたいと思います。
2021.09.15