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鳥取養育研究所第12回研究発表大会を開催いたします!

2019年(平成31年)2月10日(日)に鳥取県立倉吉体育文化会館にて第12回研究発表大会を開催いたします。今年度は社会福祉法人かながわ共同会 津久井やまゆり園 みどり会(家族会)の会長である大月和真さんを特別記念講演の講師としてお迎えすることができました。

2016年(平成28年)7月26日未明、障害者施設「津久井やまゆり園」に、元施設職員の男A(犯行当時26歳)が侵入し、所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた大量殺人事件(相模原障害者施設殺傷事件)が起こったことは、戦後最悪の大量殺人事件として私たちひとりひとりに、また日本社会に大きな衝撃を与えました。この事件を家族会の会長である大月和真さんは正面から受け止められ、事件により利用者が亡くなったご家族、事件で利用者が大怪我を負われたご家族、事件のあったホームにいたが怪我はなかったご家族、事件に直接遭わなかったご家族、利用者がグループホームにおられるご家族等々、立場がそれぞれに異なってしまった中で、皆がバラバラになってしまう恐怖を感じながら家族会説明会にて立場は違っても思いを同じにしていこうと、建替えの要望書提出、追悼のつどい、仮移転、県・相模原市主催の追悼式、津久井やまゆり園再生基本構想の決定等々再生へと歩みをすすめていったそうです。
「この社会には、同じ人は誰一人いません。性・年齢・障害の有無・身長・体重・聞き手・家庭環境など全て皆違います。性別・国籍・年齢など、さまざまな違いがある人々が、それぞれが自立し、相互に支え合い、主体的に暮らしていける社会。全ての人々が社会から阻害されることなく、人間として生きることが承認され、支援体制が確立されている社会。これが共生社会です。共生社会の構成員は、いわゆる生産活動に従事している(できる)年齢、身体状況、知的状況を有するとされる人々だけではありません。あらゆる社会に起こる競争場面に打ち勝てる人だけではなく、どんな状況の人々も構成員です。共生社会に生活するということは、健常者にとっても安心して暮らせる社会です。現在の健常者も弱者予備軍です。やがて老いは必ずやって来ます。もしかしたら、若いうちに事故や病気で機能障害が発症するかも知れません。そのようになったときにも堂々と主体的に生きていける社会に生きているならば、健常なときにおいても将来の不安を抱かないで生きていける社会であり、安心して暮らせる社会といえます。それが共生社会なのです。(特定非営利活動法人神奈川県視覚障碍者情報雇用福祉ネットワークより抜粋)」とあります。
本大会では「共生社会を想う。子どもの命を守る、人権を守るとは?」-当事者の声に耳を傾けよう-を大会テーマとしました。共生社会についてひとりひとりが考える大会としたいと思い、分科会・特別記念講演・シンポジウムを企画いたしました。詳しくはチラシをご覧ください。→チラシはこちら皆様、ぜひ大会にご参加ください!お待ちしております。

【その他、鳥取こども学園に関連する研修会等のご案内】
(1)「養育を語る会」設立20 周年記念の集い→チラシはこちら(2月22日(金) 会場:鳥取こども学園)

(2)一般社団法人日本児童養護実践学会第11回総会・研究大会→チラシはこちら(2月23日(土)~24日(日) 会場:とりぎん文化会館第一会議室)

(3)カナダとイギリスの子どもアドボカシーに学ぶ→チラシはこちら(2月3日(日) 13:30~17:00 会場:福岡市こども総合相談センター・えがお館7F視聴覚室)


2019.01.16